今日の鬼軍曹レポートは、黒薙温泉の山菜料理についてです。

黒薙は山の中の温泉なので、一般的温泉旅館のような豪華なお食事ではありません。
岩魚の塩焼き、昆布締めの刺身(富山県の料理法)、山菜の煮物、天ぷら、和え物などです。
ごはんは黒部産こしひかり、みそ汁の味噌も地元新川地区の大豆を使ったお味噌です。
その中でも、山菜料理は特に手間暇をかけてお出ししている料理です。

山菜塩出し

まずは、前日に山菜の塩出し作業をします。
山菜は春に入荷したものを塩漬けして、ずっと保存しています。
塩漬けの樽から出した山菜を銅鍋で煮て、緑色に復活させます。

山菜水つけ

そのあとは、山菜を一晩中水につけて完全に塩が抜けるまで待ちます。
それぞれの山菜が冷たい水に打たれている様子です。
あくの強い山菜もあるので、下処理はしっかり行います。

天ぷら

こごみ和え物

山菜の種類やご提供する季節によって、少しずつですが調理方法、味付けを変えています。
天ぷらは揚げたてをお出ししているので、ぜひ温かいうちにお召し上がりください。
また、食堂にはお品書きとしてメニューが貼り出されています。
管理人からも食事の説明がありますので、耳を傾けていただけると嬉しいです。

山の恵み、滋味あふれる山菜料理は、普段お召し上がりになれないものだと思います。
お風呂で肌を磨いて、食事で体の中からきれいになって、
心が元気になれますように。